こんにちは。

編入MAP管理人です。

今回は、筑波大学に編入された方にインタビューをさせていただきました。
インタビューは、メッセージにて質問をお送りし、回答いただきました。今回、インタビューに答えていただいたのは、ちゅとさんです。それでは、よろしくお願い致します。まずは、簡単な自己紹介から、お願いします。image1 (1)【自己紹介】

・お名前:ちゅとさん

・合格された大学と学部名:筑波大学 情報学群 情報メディア創成学類

・編入される前の状況:某高専

・編入に挑戦された時の状況:高専5年→大学3年

「英語が好きで、今は英語ディベートのサークルに入っています!」

それでは、これから、編入学試験に関するインタビューをさせていただきます。

まず始めに、編入学試験を受けると決めるまでのことについてお聞きします。

Q1、編入試験を受けた目的を教えてください。

高専5年間に悔いが残っていたことと、環境に満足していなかったこと。
環境を変えて納得のいく状態で勉強がしてみたかった。

編入MAP(以下、M) 編入の目的の中でも、環境を変えたいというのは、結構多いみたいです!

Q2、編入前の環境への不満について、教えてください。

通学しても楽しいことがなかった。ただつらいだけの日々が嫌だった。

M な、なるほど。私はこれほどではなかったですが、負のフラストレーションが強いモチベーションになる方も多くおられるようです!

次に、編入学試験に向けて勉強をされている時のことについてお聞きします。 

Q3、編入予備校を利用しましたか?

利用していない。

M 高専の方は、大学に資料があったり、教授でも編入についてよく知っている方が多いみたいなので、利用される方はほぼいないようです。

Q4、いつごろ編入を意識して勉強を始めましたか?

4年の夏にオーストラリアに短期留学して、TOEICスコアが2倍になったことにより、受験を意識し始めた。

M TOEICのスコアが2倍って、すごいですよね!TOEICのような、数値で結果がわかるものは、かなりの自信につながると思います。

Q5、選択した試験科目と開始時の学力レベルについて教えてください。

数学・情報 高専で一通り学んだ程度

TOEIC 850点

M 編入の試験科目にTOEIがあれば、最低でも700点以上が理想です。特典が高い方が確実に有利なので、TOEICに早めに取り組むことが、合格への近道です。

Q6、その試験科目を選択した理由について教えてください。

試験科目がそれに限られていたので、選択の余地がありませんでした。

Q7、実際に使用した参考書を教えてください。

大学編入試験問題 数学/徹底演習
TOEIC公式問題集
英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
(プログラミングに関しては、過去問を解くこと以外にほとんど何もしていません)

M TOEIC公式問題集!管理人の近くでは、「TOEICの勉強は、これのみで事足りる!繰り返すだけで満点を取れる!」とおっしゃられていた990点の猛者がいらっしゃいました笑

Q8、勉強した期間の内訳について教えてください。

12月まではTOEICをひたすら上げていた
年明けからは数学の問題をひたすら解いて、編入試験に出やすい問題形式に慣れることに徹した。早めにTOEICスコアを伸ばして、あとは他の科目に当てるのがオススメ。

Q9、一日の大まかなスケジュールを教えてください。

7時:起床

9時~18時:授業・研究室

18時~22時:研究室or帰宅or勉強

22時~24時:好きなことをして就寝

Q10、志望理由書の内容の概要について教えてください。

3年次に国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)に出場し、ユース部門で2位になった。

その時に優勝していたのが筑波大学であり、その作品に感銘を受けたのをきっかけに筑波大学に興味を持ち、脳科学からVRまで幅広い分野を勉強できる筑波大学 情報学群の受験を決意した。

M 高専の方のお話を伺ったのが初めてだったのですが、とても理想的な動機で、すごくいいな〜と思います。

Q11、小論文の対策と勉強方法を教えてください。

特になし

Q12、編入試験を通してかかった費用はいくらでしたか?

受験料各校30000円が相場+交通費

3校受けたので、計10~15万円くらいです。

Q13、アルバイトは、編入学試験のどれくらい前までしていましたか?

3ヶ月前までしていました。
あとは人が足りない時に手伝いに行く程度でした。

M 多くの方が、2,3ヶ月前からバイトをやめるか、一時的に休ませてもらっているようです。

Q14、勉強のモチベーションを保つために何かしていたことがあれば、教えてください。

友人が勉強している姿を見て焦ること。
出身の高専では、9割が進学をするので周りの刺激が多く情報も手に入りやすかった。

M やはり、ライバルというか、同じ目標を持って勉強している人の姿が近くにあると刺激になります。

Q15、協力者の存在はありましたか?また、どのように協力してもらえたのか教えてください。

友人に数学を教えてもらったり、受験で必要になった自分が詳しくない科目を、他の学科の友人に助けてもらったりしていました。

学校側からは、過去の先輩たちの席次と合格・不合格のデータ。

それと先輩たちの残した過去問をもらいました。

M 高専の方は、ここがとても羨ましいです!データに困ることはなさそうですね。。。

Q16、勉強中に苦労したことがあれば教えてください。また、それをどう乗り越えたのか教えてください。

線形代数がどうしてもやる気が出なかった。
自分が解いている参考書を穴が開くほどやり込んでいる友人に教えてもらった。

Q17、併願していた大学と学部名を教えてください。

新潟大学 工学部 情報工学科
豊橋技術科学大学 工学部 電気電子工学科

Q18、独自の勉強方法があれば教えてください。

英語に関しては、英語耳という本で、発音からやり直した。

自分が発音できない音は聞き取れない、という原理に基づいて英語耳を続けた結果TOEICリスニング470点を獲得。

次に、編入学試験が終了した後について教えてください。

Q19、周囲の合格者の方の状況も加味して、合格者が選択した試験科目で最も多かったものは何でしたか?

情報メディア創成学類は選択の余地はないが、どうやら情報科学類は数学・情報・物理の中から物理を取った学生が多かったらしい。

どうも物理が簡単だったということだ。

Q20、編入後の大学の単位について教えてください。

高専での単位は、110単位を卒業研究の単位などと組み合わせることによって最終的に77単位の筑波大学の単位に変換することができた。(卒業研究はどの単位にもなるワイルドカード、1~3年生の科目等もちゃんとシラバスがあって説明できれば単位変換に使えたりした)
ほとんど問題なく卒業できる単位数であり、特別忙しいことはない。

ただし、同じ学群であっても知識情報図書館学類に関しては高専の卒業研究の単位が使えず、4・5年の単位のみの認定となり50単位程度しか取得できていなく、非常に忙しい、進級の厳しい状況にあるらしい。

M こういった詳細な情報は、やはり合格された方からしか聞けないので、とても参考になります。

Q21、編入試験を受けた目的は達成されましたか?

達成されている。

大学という環境に来て本当によかったと思う。高専で何かやりたいと思っても、まず自分から学校に提案して、企画書やプレゼンで後援会からお金の補助を受ける必要がある。
しかし大学では、向こうから「こんなことやってみない?」なんて提案してきてくれるし、お金もあるし、環境もある。
サークルという新たな刺激などが、今までの学生生活になかった物を埋めてくれるので満足している。

M 編入後の大学生活がとても充実されているようです!良い大学生活を送ってください!

Q22、あなたが思う編入学試験の合格の秘訣は何だと思いますか?

編入試験の試験範囲は決まっていることが多いので、計画的な復習が必要。
また、英語に関しては大学生なら1年生、高専生なら4年生の冬までには納得のいくスコアを出しておかないと英語が足を引っ張る。その段階でTOEIC高スコアを持っておくだけで、約束された得点が持てるから自信もつくし勉強がはかどる。英語が足を引っ張るだけで、自信をなくしていく友人はたくさんいた。

Q23、編入学の勉強中に、やっておけばよかったと後悔していることがあれば教えてください。

特にありません。

でも、編入試験に集中しすぎて高専を卒業することが厳しく、クラスの一番下、ギリギリで卒業をしたので留年には気をつけてほしい。合格しても意味がなくなる。

Q24、編入して感じた良い点を教えてください。

環境が素晴らしい。高専と比べ物にならない。全てが素晴らしい。

M べた褒めですね〜笑

Q25、編入して感じた悪い点を教えてください。

ない。編入生はむしろ歓迎される。

Q26、編入生同士のコミュニティはありましたか?

あります。

特に編入生同士の情報交換能力がすさまじく、縦のつながりも手に入る。編入生の先輩たちは基本的にスペックが高いので、有力な情報とかインターンの紹介も得られる。

M 先輩とのつながりは、本当に大切だと思います。単位のことや、ゼミ、就職先などやはり経験者からしか得られない情報はとても多いと思います。

Q27、編入後の大学生活について教えてください。

編入生という立場を恥ずかしがるようなシチュエーションも全くなく、暖かく迎えられている。

サークルでは新入生と3年生、どちらの代とも仲良くなれ、その代みんなで出かけたりするチャンスが2倍あるので、大学の2年間を取り戻せる。

M 本当に充実されていて、めっちゃ羨ましい!!

Q28、就職活動をされている方、終えられた方へお聞きします。編入学と就職について、あなたの率直な意見をお聞かせください。

まだです。

最後に、編入学全体に関するご意見、これから編入をしようとする方へのメッセージをお聞かせください。

Q29、編入学全体を通して感じたことを教えてください。

高専4・5年 また 大学1・2年という期間に、基礎をみっちりやって受験をするという経験がどれほど強いかを実感している。
大学生が勉強をサボりがちな時期に基礎をつけていたことが、今になって力になっている。

Q30、編入を経験したあなたが編入に挑戦しようとする方へ一言!

筑波大学が掲げるスローガンおよびメッセージソングより
“Imagine The Future”

Q31、編入学希望者に向けてメッセージお願いいたします。

編入学を志す学生が、全大学生中何人いるでしょうか?
みんなが大学生活を楽しんで、サボっている間に成長できる資質を持った人が向上心を胸により上の大学へ行きたいと思うんだと思います。

結果はどうあれ、後悔することはまずないと思います。きっと未来の力になるので、最後までやりきってほしいと思います。

M 力強いメッセージです!最後までやりきることが、全てにおいて大事だと思います。管理人は、不合格でしたが、全力で挑戦することができたので、全く後悔はありません。ほ、本当です!でも、みなさんには、挑戦するからには、受かってほしいです!

Q32、最後に、ちゅとさんからメッセージをお願いします。

編入生は他の学生に比べて英語がめちゃくちゃよくできます(TOEIC800越えとかゴロゴロいる)。
あれほどTOEIC・英語に打ち込んだのは人生で初めてでしたが良い思い出です。
無料の英会話ができるような集まりを探して、毎週欠かさずに参加しているうちに英語は趣味になっていました。
編入を経験したからこそ、今の英語力があるというのは僕の経験です。きっかけはなんであれ、18歳を超えてから改めて勉強への向き合い方を変えられる、新たな気づきに繋がる経験だと思います。
頑張りましょう!

〜インタビューでお聞きした内容は以上です。〜

ちゅとさん、今回のインタビューへの回答、本当にありがとうございました!

編入された筑波大学で、大学生生活を満喫されている様子が、本当によく伝わってきました。

編入をきっかけにとても良い人生を歩まれていると思います。

最高の大学生活を送ってください!

筑波大学 情報学群 情報メディア創成学類の編入情報はこちらから→https://www.mast.tsukuba.ac.jp/admission/transfer.html

編集後記

今回、管理人も初めて、高専からの編入という経験の方からのお話を伺いました。結構新鮮でした。

Q10の志望理由書の内容がとても面白いなーと思いました。自分が試験官なら、ありきたりのことを書いてくる人より、熱意を感じるんじゃないかと。

管理人は、志望動機に負の要素が結構大きかったので、純粋に羨ましいなと思った次第です。

全然関係ないんですが、最近Amazon Prime Video(アマゾンプライムおすすめです!お金はもらっていません!)で「海街diary」を見ました。最初、広瀬すずをゴリ押しするだけの映画(広瀬すずが嫌いなわけじゃないですよ!ただ、この映画が上映された2015年って、ねぇ?笑 テレビでも映画でも、ゴリ押し感じましたよね??)かと思っていたんですが、後半から、映画の雰囲気、姉妹同士の関係の深まり方にやられて、見入っていました笑

最後には家族愛って悪くないやん!って呟いていたり笑

もちろん広瀬すずが前面に押し出されているのは間違い無いんですが、4姉妹それぞれが良かったんです!(※ここは、映画評論ブログではありません)

家族全員が何かを乗り越えて、家族愛が深まるという物語はありきたりですが、登場人物が姉妹で家族愛を語れる映画って見たことないんよなーって感じです。

映画を見た後に予告編を見たんですが、予告通りの映画だなと一人で笑ってしまいました。

「すずはここにいていいんだよ!」この一言に全てが集約する映画です笑

予告を見て、想像する本編内容はおそらく90%間違えていないと思います。

是枝監督は、福山雅治主演の『そして父になる』を撮っている方なのですが、変わった家族の形で生まれる愛みたいなものに、何かの思い入れがあるんでしょうか?(←適当なので、何か事情を知っている方は、教えてください)

一応、予告編を貼っておきますね!

にしても、夏帆のとぼけ顔が笑(演技が上手いって意味ですよ!)

では、次回のインタビューもお楽しみに!

今回のインタビュー記事を見て、何か要望があれば、コメントからお知らせ下さい。今後の記事の作成に活かしていきたいと思います。

現在、多くの方から、ご回答いただいた編入のインタビューを編集中です。
返信が遅くなっています。大変申し訳ありませんが、必ず返信しますので、もうしばらくお待ちください。

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このブログの目的はこれから編入学を志そうとする学生の方を応援しようとするもので、他意はありません。

多くの方に協力していただき、編入に臨もうとする方への一助になればと思いますので、編入学を経験した方の情報提供をお持ちしております。
 
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